☆毎日がハピネス☆

一生懸命頑張る人を心から応援します

国宝 <上> -吉田修一-

1964年元旦、俠客たちの抗争の渦中で、この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄。

侠客の家に生まれながらも、その美貌を見初められ、
上方歌舞伎の大名跡の一門へ。

極道と梨園、生い立ちも才能も違う俊介と出会い、
若き二人は芸の道に青春を捧げていく。

********************************************************

映画が大ヒットしてて気になったから、
ミステリー以外の分野を久しぶりに読んでみた。

めちゃよかった。
読み始めた時は、名前がいろいろと出てきて、誰?誰?ってなったけど、
わかれば読みやすく、物語の進み方も真横で自分が見てるかのように、
人が成長していく姿が伝わってくる。

しかも、この物語には語り手が歌舞伎のこと、物語の補足など、
いろいろと説明してくれるねんけど、物腰が柔らかな感じでまたいい。
それも含めて歌舞伎を見ているかのような感覚になる。

例えば、語り手は言う。
いつの時代にも嫌な奴などおりません。いるのは、
「私は気にしませんけどね、でも、
問題にされる保護者の方もいらっしゃるんじゃないかしら?」
という嫌な奴にならない嫌な奴でございます。

物語は進んでいくねんけど、合間合間に語り手の話す空気感が心地よくて。
そんなこんなで、喜久雄と俊介は育った環境は違えど仲が良く、
厳しい稽古に励んで舞台に立って、毎日過ごしていくねんけど、
急展開があるんよね。

それでもすんなりと頭に入っていくところが、この作者のすごいとこ。
歌舞伎自体も詳しくないのに、読めば読むほど面白くなっていく。

<下>が楽しみ。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

国宝 上 青春篇 (朝日文庫) [ 吉田修一 ]
価格:880円(税込、送料無料) (2025/11/21時点)


 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

国宝 下 花道篇 (朝日文庫) [ 吉田修一 ]
価格:880円(税込、送料無料) (2025/11/21時点)