架空の殺人事件を演出し、その容疑者として冤罪の実態を取材する「人口冤罪」。
計画の犯人役に志願した鷹見瞭一は、DNA鑑定すら欺く偽装を経て、 予定通り警察に連行された。
全く身に覚えのない現実の殺人容疑者として!
弁護士・森江春策と十二人の陪審員が、 影から事件を操る悪意と壮大なトリックに挑む。
この小説は、今の陪審員制度の法ではなく、英米その他の諸国で実施され 日本でも戦前の一時期採用されていた陪審員制度の導入を前提としているとの事。
ってか、日本は2009年にスタートした陪審員制度が初めてではなく、 以前にも陪審員制度があったのに驚いた。
この本の面白かった所は、現行法でなくとも陪審員制度の大まかな内容が知れた事、 身に覚えのない「架空殺人」をどう無罪にもっていくか。
ただただ、真犯人を見つけて解決って訳ではなく、裁判で素人と呼ばれる陪審員に対して どう伝えていくか、陪審員が加わる事によって何が変わるのか。
難しい言葉が出てきてとか、最後の結末があやふや、とかではなく、 最後はハッキリとした結末でめっさオモローやった。
自分が陪審員に選ばれたら・・・、
なんて想像しんがらも読んでみたりして、 めっさ勉強になった小説やった!!
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